サハイナンで学ぶ【パーマカルチャー@タイ16】
2018年11月
10日間のパーマカルチャーコースは座学もあります。授業内容は本に書いてあるような内容もあれば、昔ながらの実践的な手法を学ぶときも。
本に沿って学ぶわけではなく、サハイナンで何かしらの資料をもらったりすることもないので、セオリーを学びたい人は自分で本を読むことをおすすめします。
私はした↓の本を一応読んでいきました。「私は実践派だ!」という人は読まずに行っても困ることはありません。
私のきたないノートをお見せするより本を読んでいただいた方が100%いいと思うので、セオリーっぽい所は飛ばして(リクエストがあれば書きます)、実践のところだけ、写真で解説していきます。
専用の道具を使わないやり方がほとんどで、明日からでもできちゃうようなワザが多かったです。
水平の出し方
日本だと、水平器を使うところですが、サハイナンでは身近にあるものを使います。
一つ目は サハイナンを耕す【パーマカルチャー@タイ5】 でもちらっと出てきた三角形の道具。
三角形の底辺の棒には、真ん中に印がついています。おもりを括り付けた紐がちょうどその印の上を通ったら、三角形の足の部分の二点は同じ高さだということ。
この写真はスウェルを掘るための準備中で、等高線に沿って掘っていく必要がありました。斜めになっていると水が溜まらないですからね。
二つ目は遠く離れたところの水平を見る方法です。
水の入った半透明のチューブを使います。
先端はフタされておらず、水は自由に動けます。
ピントがあってなくて見づらい写真ですが、水の高さがそろっているのがわかるでしょうか?
チューブは必要なだけ長くして使えます。真ん中はだらんと垂らしておいて、端と端を離して設置します。水を入れ、片側を好きな高さで決めたら、向こう側にも同じ高さまで水が入っています。水の高さで合わせると、向こうとこちらで水平が取れているということ。
三つめは写真はないのですが、紐などがまっすぐ水平に張れているかを見る一番簡単な方法は、水(でなくても液体ならOK)の入ったペットボトルを使う方法だと教わりました。
やり方は簡単。ペットボトルを紐にあてて、中の液体と紐が平行か見るだけ。水は水平に決まっているのでうまく使えば応用も効きそうです。
水平器が手元にない時はやってみてください。
自動給水
ゴミかと思って捨てようとしたら怒られました(笑)
植物の横に水の入ったタンクを用意します。タンクの口から土まで布を垂らせば出来上がり!液肥もやれるよ!とのこと。
確かに布は湿っていたので水やりできているのでしょうが、まだ完全には信用していないので今度家で試してみたいと思います。
ミミズの飼い方
1、桶に土と枯葉を入れる。
2、ミミズを入れる。
3、段ボールをかぶせる。
終わり。これまた簡単です。土は触ってみて湿り気がある状態をキープすればOK。脱走しないか聞いたところ、「もし脱走してもどうせ畑に行くんだから問題ない」と事でした。
家で飼う方はフタしてくださいね。
コンクリの道を作る
材料はコンクリ、竹、砂、小石(写真の道の右側に積んであるやつ)。
1、一枚目の写真のように板を立てて道幅を決めます。
2、竹を組みます。十字になるところはすべて針金で固定します。
3、コンクリ、砂、砂利に水を入れてよぉく混ぜます。
4、板の間に流し込みます。
5、乾くまで待って、板をはがしたら完成!
サハイナンではこうやって少しずつ道を伸ばしていっているそうです。車もこのコンクリ道の上を問題なく通っています。
あなたが行く頃には完成しているかも!?