【ファームステイ@台湾84】阿里山の日の出
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2018年4月11日 阿里山(ありさん)
時刻は3時10分、空が白み始める前の深い紺色の空に、木造の駅が、安っぽい月の偽物みたいな電球でぼんやり浮かび上がる。
誰もいない駅。ここが銀河鉄道の始発だったとしても驚かない。そんな雰囲気だ。ただしこの列車は、死ではなく、再生、日の出行きだ。
日の出観測スポット、祝山に着くころには空も白み始める。観光客の皆さんもぞくぞくとやってきて、にぎやかさになる。
気温10度。日が昇るまでの肌寒い待ち時間は、ガイドのおじさんがビールケースのような小さな台に立ち、阿里山の伝説や、台湾のうんちくなどのトークパフォーマンスで場を沸かせてくれていた。
刻々と空が明るさを増していく。
日の出の瞬間には、場内が歓声とシャッター音に包まれた。太陽を浴びた瞬間に体温が上がり、指先まで血が巡る。暖かい。ついでになんでかくしゃみが出てくる。
ひとしきり盛り上がったたら、右側に向かう人波ができる。何かと思ったら、屋台だ。朝ごはんの時間だもんね。商魂たくましい。
私たちは、とっとと帰る派に混ざって戻りの列車に乗り込む。今日は巨木群を見に行く予定だ。
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コメント
いつも楽しく読ませていただいてます。台湾の次はどちらへ?おもろい記事書いてや~
コメントありがとうございます!次はフィリピンからモンゴルです。お楽しみに!