【ファームステイ@台湾79】原住民の村 命をいただく罠猟と儀式
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2018年4月7日 台東(タイドン)
*原住民の呼称について
日本では”原住民”という呼称に差別的要素が含まれるとして、”先住民”と表記する場合も多いが、このブログでは、中国語で”先住民”という言葉に「すでにいなくなってしまった民族」という意味が含まれること、”原住民”という呼称は、当の原住民の方たちが、長い年月を経て獲得し、誇りをもって使っていると台湾人から聞いたことを踏まえて、”原住民”で統一する。
台東二日目。
今日は原住民のショーを見に行く。この場所は新武部落(日本統治時代シンブロと書かれた)といい、 布農族(ぶぬんぞく) の集落だったらしい。
まずは昨日の夜に仕留めた鹿を運んでくるところからショーが始まる。
族長らしき人が一人一人と酒を酌み交わし、火を囲んで、鹿肉にかぶりつく。
次は歌と踊りのパフォーマンス。
布農族は独自の言語を持っている。今回披露された歌も、彼らに伝わる伝統的な歌。明るい昭和歌謡や、童謡みたいな、温かみのある歌だった。
今回披露された歌ではないけど、下の不気味なジャケット写真からアマゾンで試聴できる。
最後は罠猟の体験と原住民の方々との交流。
二種類の罠の仕組みや仕掛け方を丁寧に教えてくれた。
彼らが罠に使うものは木、石、紐のみ。
一つ目は、漫画とかで見たことのある、ウサギが乗ったら木の枝が跳ね上がって、縄が締まり、ウサギが宙ぶらりんになるやつ。初めて実物を見た。
もう一つは石を使った仕掛けで、この石の下をネズミが通ると石が倒れ、ぺちゃんこになるというもの。
動物との関係も真剣勝負だよなぁ。
罠の仕掛け方を聞いている時の子供たちの目がすごく真剣だった。
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