【ファームステイ@台湾26】お茶のロマンが詰まった詩、茶歌
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星源茶園に、茶歌が額入りで飾られていたので紹介したいと思います。
茶歌は、盧仝(ろどう)という 唐代末期の詩人が書いた詩で、岡倉天心の「茶の本」に出てきたのが、私がこの詩を知ったきっかけです。 七椀茶詩ともいうようです。
一椀喉吻(こうふん)潤い
二椀孤悶(こもん)を破る
三椀枯腸をさぐる
惟う(おもう)文字五千巻有り
四椀軽汗を発す
平生不平の事 ことごとく毛孔に向かって散ず
五椀肌骨(きこつ)清し
六椀仙霊に通ず
七椀吃し(きっし)得ざるに
也(また)ただ覚ゆ
両腋(りょうえき)習々清風生ずるを
(写真の詩はここまで)
蓬莱山はいずくにかある
玉川子(ぎょくせんし)この清風に乗じて帰りなんと欲す
以上 茶の本 岡倉覚三 著 村岡博 訳 からの引用でした。
仙霊に通ずるとか、清風が両脇からそよそよ生じるとか、お茶のロマンを凝縮したような詩だなと思います。
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