ウォーキングメディテーション【メディテーション@ミャンマー7】

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ウォーキングメディテーション中の女性

瞑想と言えば、座して、手を組んでやるのもだとばかり思っていたが、ウォーキングメディテーションは、その形にとらわれたイメージをまず壊してくれた。

ウォーキングメディテーションとは、写真のように敷地内をただただ歩くメディテーションの仕方だ。

メディテーションの方法は実は他にもたくさんある。

寝転びながら行うスリーピングメディテーション(ほんとに寝たらだめですよ(笑))や、強く息を吸ったり吐いたりするブリージングメディテーション(鼻息荒く、思いっきり吸って、思いっきりはくというのを一定のリズムを保ったまま、何時間か続ける。しんどいメディテーションの方法で、人によっては平衡感覚を失って体がよじれたり、手がひきつったりと様々な症状が出ます。)、自然の音に耳を澄ませるリスニングメディテーションに、指で空中に円を描き続ける方法などなど。様々な状況が用意されている。

弘法筆を選ばずの言葉通り。
本当のヨギ(瞑想する人)は場所を選ばない。静かなところの方がメディテーションしやすいには決まっているが、生きている間中、いついかなる時もメディテーションに取り組むものだ、とのことだ。
つまりいつも心穏やかで、殺生、盗み、姦淫など悪行をせず、苦しみにとらわれず、周りの事象を静かに知っている、そういう心であるための修行(=瞑想)を人生の続く間中やっているということ。
しかもいやいややっているのではない。あるモンク(僧侶)はメディテーションすることが楽しくてたまらない、だから寝る時間を削ってでも、食べる時間を削ってでもメディテーションしたいと言っていた。


しかし、私はメディテーションの達人モンクの恐ろしい写真を見せられて、若干トラウマになっている。

髪のない青白い顔の男性が一人、口を開けてその写真には写っていた。安らかな顔。しかし口元が異様に黒い。
おもむろに携帯の主が口の部分を拡大すると、そこに写っていたのは・・・無数のハエだった。男性の口に唾液を飲みにやってきたらしい。あんぐり開けた口をハエが見事に埋め尽くし、溢れ出ていた。もはや安らかな顔は死体にしか見えない・・・。
モンクの男性は瞑想終了後、ハエには気づいていたけど全く気にならなかったと語ったそうだ。絶対真似できないと思った。
だってそのハエ、口に来る前は牛の糞にいたやつでしょう!絶対大腸菌がついている。これがメディテーションの達人なら、鍛えているのは精神だけじゃない。腸内細菌もだ!もしくは胃液!ここまでくると、すごいを通り越して怖いわ、と思ってしまった。私には無理だ・・・。


そこまでハードなのは置いておいて、実際にウォーキング・メディテーションをやってみると、座っていた時とはまた内面の動きが異なって面白い。気になる体の部位や、思考の向く部分が違う。例えば目の前を誰かが自分よりゆっくりしたペースで歩いていたりしたら「どいてよ」と思ったりする。まずはその「どいてよ」を観察する。とっとと去っていくときもあれば、しぶとく居座るときもある。別の物に意識を奪われることもある。どれでもいいらしい。

続いて、次の行動を決める。横から抜かしていった時と、ペースを合わせてみた時と、離れるように目の前の人よりさらにゆっくししたペースで歩いてみた時とで、またも違った感覚がある。言葉にはしにくいので、興味のある方はぜひ経験してみてほしい。
奥は深いけど、やり方自体は簡単なので。

自分のペースで静かに歩くだけ。(安全な場所を選んでくださいね。)

その時自分の中を観察して、出てくる感情や感覚に気づいていく。積極的に受け入れる必要も、否定する必要もなく、そのままの様子をじっと観察していたら、次第に変化していく。 その過程をまた観察する。

静かにしている時だけ瞑想が出来ても(できないけど)、急な感情の起こる場面には対処できないものだなぁと思った。メディテーションって、いずれ深い感情に襲われる時までにやっておく、災害対策か、予防接種みたいだ。

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