遊牧民の生活が日本と違いすぎる!衛生観念のカルチャーショック。【ファームステイ@モンゴル9】

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2018年10月7日

あなたに質問です。

ひと月のうち、何回お風呂に入りますか?シャワーも可です。濡れタオルで体を拭くだけというのも含めてください。

だいたい毎日なのではないでしょうか?

もう一つ質問です。

食器は、洗剤を使って食器を洗いませんか?肉料理の後なら特に。

食器を拭くタオルは清潔なものを使うのではないでしょうか?



それらすべてを覆す、 除菌の国・日本ではとがめられること間違いなしのモンゴル遊牧生活の衛生事情です。そんないい加減でも人間死なないんだなぁ、と感心し、考えさせられた話です。除菌なんて考えない方が、むしろアレルギーなしのたくましい人に育つのかもしれません・・・。



さて、モンゴルに一か月滞在した間、私が体を洗ったのは、なんとわずか3回だった。

しかも一回目と三回目は到着後と出国前にウランバートルのホテルでシャワーを浴びたものなので、ほぼノーカン。

厳密にいうなら、28日間中わずか一回。 寒空の下で凍えかけながら、どうしても気持ち悪くて体をぬぐった、たったの一回。

モンゴルの遊牧生活では水は貴重品だ。水道はないし、ゲルからの徒歩圏内に川があるわけでもない。ポリタンクをトラックに積んで街まで取りに行き、大切に使う。

ゲルと水用の青いポリタンク
水のストックは青いポリタンク2つ分。

それは理解しているが、モンゴル人が体を洗おうとする場面は一度もなし。

いくら乾燥地帯とはいえ、ここまでシャワーを浴びないものかと衝撃的だった。



さらに洗濯もしない。ひと月近く同じ服を着続けている。 下着だけはさすがに週一くらいで変えているようだ。



ここまで読んで、さぞ匂うことだろう、と思われた方、ご安心を。

匂わない。 現地にいる間は。
なぜなら!自分も同じ匂いをまとっていて、鼻がマヒしているので。

モンゴルを出国してタイに到着し、スーツケースを開けた瞬間はヤバかった。え、っと思って自分の匂いを嗅いでみたら、それもなかなかヤバかった。獣臭がした。
同じ匂いをまとってこそ、現地になじめたということだ。
タイで、しばらくは人に近寄りがたく、挨拶のハグが恥ずかしかったが、それはまた別の話。



洗濯回数が少ないので、食器洗い用の布も何日も同じものを使った。食器を洗う時、洗剤を一切使わず、ぬるま湯で洗うので、油が落ち切らない。それをぬぐう布はどんどん灰色に、ギトギトになっていく。

匂いがしてきたころ、さすがに替え時だろう、別の布出してほしいなぁと思いながらビンバ(滞在先の奥さん)に「これ、まだ使っていいの?」と聞いたら、眉一つ動かさずOK。
そうだよな。こんだけギトギトだもんな。OKで当然・・・え??OK?!ほんとに?!

ぬるま湯につけた食器(右)とそろそろヤバい布(左)



匂いがしだす程度ではまだまだということか。なんてタフなんだ、ビンバ(の、おそらく胃液)!
私も負けてられないな!と思って、匂いだしてからもしばらく汚い(言っちゃった・・・)布を使い続けた。
というのは半分嘘で、本当はこの布で拭いたら洗う前の倍は汚れる!と思い、食器の外側だけちょいちょいっと拭いて、水滴が落ちないようにし、内側は自然乾燥していた。きっと彼女にはばれていない。



そんな日本では考えられない生活をしているうちに、肩に背後霊のように常にとりついている常識が一つまた一つと引っぺがされ、その分だけ、また足取りが軽くなった気がした。
急に私が風呂に月一しか入らない生活を日本でしだしたら、周りを恐怖に陥れること間違いなしだが(主に嗅覚の面で)、知らなかったことを知り、また経験して、自由が広がっていくのはいつも楽しい。

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