遊牧民の生活が日本と違いすぎる!食生活のカルチャーショック。【ファームステイ@モンゴル8】

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2018年10月6日

起きる、牛を追う、料理する、食べる、寝る。

シンプルな遊牧民の暮らしから、私が受けたカルチャーショックをピックアップしたい。

まずは食生活。

物心ついてから今に至るまで、食事と言えば、朝昼晩の三食、炭水化物、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などなどなどなど、バランスの良い食事を心掛けよ、と刷り込まれてきた。
特に野菜は、好きだから苦ではなかったが、毎日食べるべき、食べられないなら野菜ジュースで補うべきものだと思っていた。
さらに、偏食はいけない。給食でトマトを残そうものなら、先生は「好き嫌いはダメよ」と「次は食べます」の誓いを立てるまで、改宗を迫る○○教の宣教師のごとくしつこく繰り返し、「トマト食べんくても死なんし。」などという給食界における悪童の極みたるセリフを吐こうものなら、「食べ終わるまで動いてはならぬ」と昼休み抜きの刑に処された。先生の顔が鬼に見えたものだ。

対して、モンゴルは・・・

メインは肉と乳製品。味付けは塩。以上。
肉は羊肉が多くて、次が牛肉。冬場は馬肉もよく食べる。
鶏、豚はあまり見かけなかった。なんでかと聞いてみると草だけで育たない鶏や豚はモンゴルでは高級品だそうだ。言われてみると確かに、という感じ。

大鍋に入った羊肉
羊肉。かぶりついて、前歯で骨についている肉をこそぎ落としながら食べる。歯が丈夫じゃないと生きていけない・・・。骨だけ残してきれいに肉を食べると、モンゴル人に好かれる。日本でいうところの魚をきれいに食べられる人は喜ばれるののモンゴル版。



小麦粉が大袋でストックしてあり、スープにとろみをつけたり、うどんにして食べたりする。二日目に食べた焼うどんは、麺から自家製だったということを知って驚いた。

うどん
二日目にいただいたうどん。さあ食え!言わんばかりの大盛り。盛り付けはアレだけど、すごくおいしかった。



野菜はたまにしか食べない。
使う野菜も。にんじんは親指より少し大きい程度、ジャガイモはウズラの卵程とごく小ぶり。その代わりか味がすごく濃くて、少量しか料理の中に入っていないにも関わらず、野菜を食べた実感があった。

まともに調理して食べるのは晩御飯のみ。あとは作り置きしてある乳製品のお菓子や買いだめてあるビスケットなどのお菓子、「ウルム」と呼ばれるバターみたいなものと、枯れ草みたいなお茶をお湯と牛乳で煮出し、塩を加えたお茶か馬乳酒を飲む。

ウルム
ウルム



乳製品のお菓子で一番おいしかったのは「アーローツ」(アロートゥッと聞こえた)という、カッテージチーズに小麦粉と砂糖を加え、天板に搾りだして、ゲルの屋根で天日干しして作る固いお菓子。

アーローツは家庭によってかなり味が違う。
よそのゲルにお邪魔するたびにふるまっていただいたが、私が滞在しているところのものが、酸味と甘さのバランスが良く、一番おいしかった。かなりお気に入り。お腹がすいたらとにかくアーローツを食べていた。

天日干し中のアーローツ
天日干し中のアーローツ



次は、名前はわからないが、同じ原料の分量を変えて型抜きして作る、クッキー型のこれまた固いお菓子。 こちらは本当に硬くて、食べるのに苦闘しなければならない。

固いお菓子
固いお菓子



あとは「タラグ」というヨーグルト。日本で食べるものよりだいぶ酸っぱかった。4歳の男の子、ガナァはお母さんに砂糖を入れてもらってよく食べていた。



野菜も炭水化物もほとんど食べない、肉中心、まともに食べるのは晩御飯のみであとはお菓子、というこれほど偏った食生活を続けたけれど、体調が悪くなることはなかった(馬乳酒を飲んだ初日を除く・・・)。
日本では考えられない食生活で、特に問題もなく過ごせ、さらに、この生活で、モンゴル人たちは馬を素手で引き倒せるくらい強く立派に育つことを考えて、 日本であれほどまでに気を遣う、健康へのこだわりはいったい何なんだろうと思った。年を取ったらしわ寄せが来たりするのだろうか?

次の記事に続くが、衛生観念もかなりゆるゆるだった。

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