遊牧民の生活はまさにスローライフだった。一日のタイムスケジュール。【ファームステイ@モンゴル5】
2018年10月5日
モンゴルの生活=「家畜のいる自給自足の生活」はつらいというイメージがあった。
実際、私が昔お世話になった酪農農家さんは朝4時から晩は9時ごろまで、途中3時間ほどのお昼休憩をはさむだけという長時間労働で、スコップでの糞掃除など、きつい仕事が多かった。
自給自足生活についても、私がやりたいというたびに、お金にならない上に仕事ばかりでしんどいよ、という話しか聞かなかったし、農業をしていて、まぁしんどいだろうな、ということは容易に想像できた。
それがどうだろう!まさにスローライフ。やることがない。仕事=生活という感じなので、時間だけ見れば起きてから寝るまで、と長いことには違いない。ないのだが、中身の仕事に比べて圧倒的に楽!
一日の仕事内容をまとめてみた。
6時半ごろ
起床。馬の乳しぼり(必ず奥さんがやる。他の人はしてはいけないらしい)30分くらいで終わる。休憩。
8時ごろ
朝食。(塩ミルクティーとビスケットとか、前日のあまりとか)休憩。
10時ごろ
牛の乳しぼりか、家の用事。
乳しぼりの時はその辺にいる牛を捕まえに行く。これは私の仕事の一つ。乳しぼりが終わったら、また草原に追いはらう。家事は掃除しないし、洗濯は月に1回するかしないかなので、だいたい炊事。放置してある牛乳に浮いてきたバターを取り出したり、ヨーグルトを作ったり、チーズからおかしを作ったり。

12時ごろ
馬の乳しぼり
お昼ごはんはなしで、おやつを食べる。
15時ごろ
晩ごはんの準備開始
18時ごろ
晩ごはん
19時ごろ
馬の乳しぼり
20時過ぎまで
馬乳酒を混ぜる
私の仕事は用があるときに動物を集めてくるのと、食器洗い(洗剤なし)、空いた時間に火力源である乾燥牛糞を集めに行くくらい。この辺りは別の記事で詳しくまとめる。