青空の下、広大な大地を行く。現地にどっぷり、ゲル生活の始まり【ファームステイ@モンゴル2】

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2018年10月4日

モンゴルは快晴。ウランバートルから片道約200km、車にがたがた揺さぶられながら農場へ向かう。

モンゴルでは都市部とメインの道路以外に決まった道はない。たくさんの人が通った車の轍が一応”道”と呼べるものになる。
川の移動や水たまりによって”道”が通行止めになるこも多く、その都度迂回路ができ、新しい”道”になっていく。

人のとおり道
人のとおり道


牛や馬、羊が横切るたびに車は減速し、ドライバーはどけどけ!とクラクションを鳴らす。
人が定めた”土地”の概念は彼らには通用しない。人の道は彼らの道ではなく、人の家は彼らの通り道だったりする。牛には牛の、馬には馬のルールがあり、彼らのルールに従って好きなところにいる。存在すること自体には、お互い遠慮も過干渉もしない。

道を渡る牛
牛が道を渡る
道を渡る馬
馬も渡る



私にはさっぱりわからないが、首輪も目立った印もなく、草を求め広い大地を歩く動物たちには、それぞれ所有する人がいるらしい。

周囲の人も持ち主を把握しており、

「うちの馬、どこ行ったか知らないか?」

と聞きたら、

「ああ、さっき見たぞ。北の方に歩いて行った。」

と、目撃情報が得られる。行方不明になった動物はこうして探すそうだ。

時には何百キロも離れたところで見つかることもある。それが普通で、脱走したとかいう感覚はない。檻が初めからないのだから、逃げ出すこともないというわけだ。
どうせ平原のどこかにいるのだから、必要になった時に見つけ出して、連れ帰ればそれで済むという感覚だろうか。ペットを飼うということは、命の責任を負うということだ!と口を酸っぱくして言われる日本の感覚からすると、信じられない放任具合だ。



辺りの風景を楽しく眺めているうちに、今日からお世話になるゲルに到着した。

ゲルに到着
ゲルに到着



車から降りると、いきなり大きい犬が飛びついてきて、肩口に大きな足跡の泥スタンプをくれた。犬とのじゃれあいにおいて、押し負けるわけにはいかないので、ひっくり返して、お腹を撫で倒してやる。抜け毛の季節のようで、脱毛量がハンパない。
モンゴルではこれを着よう!と決めて、フィリピンで400円の中古ジャケットを買っておいて大正解だ。到着からすでにどろどろになる予感しかしない。

犬が大歓迎してくれた
犬が大歓迎してくれた



犬との遊びを切り上げて、家族に挨拶する。お父さん、お母さん、4歳の息子の三人家族だ。英語は簡単な単語しか通じない。今までは各国、行く前に現地の言葉をある程度習得していたので、言葉が通じないのはここが初めて。ちょっと不安だけど、まぁボディランゲージでどうにか、なるといいな。

ゲルの中に入ると歓迎のしるし、馬乳酒を茶碗になみなみふるまってくれた。モンゴルではふるまわれた酒は飲み干さなければ失礼にあたるそうだ。
子供のころ、スーホの白い馬を親に読んでもらってから、一度飲んでみたかった憧れの馬乳酒。わくわくしながら口をつける。まさか死にかけるとも知らずに・・・。


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