インド最終日【ファームステイ@インド10】

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ネパールから国境を越え、北から南でインド亜大陸を縦断してきた。

情報としては知っていたけれど、インドは広かった。南へ下るほどに、気温と湿気が増していく。人や街の雰囲気も、生えている植物も一つの国とは思えないほど違っていた。

話に聞く観光客とみれば騙そうとしてくるような、よく言えばしたたかな一面もあれば、アッサムのように他のどの国よりも温かい歓迎をしてくれるような人情に篤い一面もあった。

人の話だけや本だけではわからない空気が流れていた。

ネパールからインドにかけて旅をして、今後農業をしていく上で、現地の環境を肌で感じられたのは大きい。ネパールの高地からインドの南にかけて、だいたいすべての場所にバナナが生えていたのが面白かった。これから温暖化していく地球で、熱帯、亜熱帯の植物の北限はずれていくだろうから、日本でもやり方次第で重油も焚かずに栽培できるようになるんじゃないかと思う。

お茶に関しては台湾に続いて本場の製法をじっくり体験できたのが大きな収穫だった。文章や数字ではない、手触りやにおい、現地の気温、湿度を取り込めた。

特に面白かったのが各地域の水の味の違いだ。アッサムだけに限っても車で1時間走れば水の味が全く違った。つまり同じお茶でも車で1時間の距離で味が変わる。インドの紅茶の香りは水が変わっても発揮されていた。当然農園によって香りも味も異なるけれど、だいたいどれも日本産の紅茶にはない、カラッとした香りがした。
台湾、ネパール、インドすべて、日本で学生の時に習った紅茶の製法とは違ったし、原料(品種)はもちろんだけれど、製法によっても紅茶に特徴があった。
フィリピン、ミャンマーの素朴な製法のお茶も、保存方法さえきちっとすればもう少し質は上がるんだろうけど、それは置いておいて、特徴的であることは面白かった。
今回の旅では時間の都合で行けなかった中国にはいつか必ず行きたい。

地域によって、製法によってこんなに違って面白いお茶が、日本ではどこで買っても緑茶は緑茶でいまいち面白くないのが、私としては非常に面白くない。
一本の樹から(同じ品種から)、こんなに違うの!?と思うような製品(お茶)が作れるのがお茶づくりの醍醐味だと思う。私にしか、私の農園でしか作れないお茶を作りたいと決意を新たにしたお茶めぐりだった。

これにて台湾、フィリピン、ミャンマー、ネパール、インドと続いたお茶めぐりの旅はいったんおしまい。

次はヨーロッパへ。馬耕の技術を学びに行く。

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