馬の調教と理想の上司像【ファームステイ@フランス6】

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馬の調教

馬との接し方は本当に学ぶところが大きい。イギリスの一部では管理職に就く人の必須研修として、馬と接する時間があるそうだ。それも納得できるくらい、馬は人間の心持ちをそのまま表してくれる、鏡みたいな生き物だ。

馬の社会では上下関係がかなりはっきりしている。いち早く敵を見つけ、逃げるべき方向を定められる馬や、より良い食料がある方向へ導ける馬がリーダーになる。進行方向を定めることがリーダーの大切な役割というわけ。

リーダー決めは見ていると本当に静かに行われる。ドイツで新しい馬を受け入れた時も、いつの間にか決まっていた。

人と馬の場合は人がリーダーにならないといけない。乗馬にせよ、馬耕にせよ、人がリーダーでないとすべてうまくいかない。

馬が勝手なことをしようとしたら、阻止するわけだけれど、このしつけ方が印象的だった。
決して声を荒げない。馬にこれはいけない、ということが伝わりさえすればいい、というスタンス。
馬が成功すれば褒め、間違えれば進むべき方向を示してやり直す。それを何度も何度も繰り返す。
学習の速度は馬に合わせる。一日15分しか調教しないときもあった。
少しずつ、毎日。

「三歩進んで二歩下がるくらいの速度で調教できれば上々だ。焦ったら馬に嫌われるよ(笑)。その代わり、毎日やることだね。」

とのことだ。教育とかで聞く話とまるっきりリンクしている。

人に対する場合と違って、相手は馬なので、我慢してくれない。
焦って怒鳴ったりすると、関係が壊れ、言うことを聞いてくれないという形で、間違ったしつけ方の結果が自分に跳ね返ってくるらしい。馬に人の言葉で言い聞かせるわけにはいかないので、いい関係を築けるようにするのは、自分が厳しく優しく余裕のある人間に変わるしかない。どんな時も焦らず騒がず、失敗したときは正しい道を繰り返し示すだけ。
・・・今度からアンケートの「理想の上司」欄には「馬に好かれる人」、って書こう。で、なりたい自分も「馬に好かれる人」にしよう。

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